「スーパーリバース」と「TO DO作戦」と「悪態」。
☆ちいたん:小3自閉症スペクトラム男子
通常学級で学んでいます。
☆ ぼん :小6兄
ちいたんは、学校から帰ってきて、30分充電して。
ぼん(兄)帰ってきて、ぼんのゲームを30分そばで見て。
その後。
私が何も言わないと。
日が暮れるまで、好きなアニメや戦隊モノの、「好きな場面だけ」を、何度も何度もリバースして見ています。
そのリバース具合というと。
リモコンのリバースボタンが効かなくなってしまったほどです。
現在のリモコンは2代目です。
自閉症スペクトラムのちいたんは、好きな場面がいつも同じように現れることに、安心するのでしょう。
それはそれで大事にしてあげたいのですが。
小学生はやることがたくさんですので、何も言わないわけにはいきません・・。
帰ってきてからちいたんがやること全てが、私からの促し(催促)になってしまうことに、違和感やストレスを感じていました。
そして。
「TO DO作戦」です。
ざっくりと時間を区切り、やり終えたら、右のクリアのエリアにやることシールを貼ったマグネットを移す仕組みです。
1日できたら1ポイントでやる気UPを狙いました。
今週の火曜日から本格的に学校が始まったので、火曜日からのポイントがたまっている状態です。
ちいたんは、とてもまじめに取り組んでくれています。
「やることの見える化」、大成功です。
やるべきことがわかりやすくなっていた方が、ちいたんはさっと動けます。
これはちいたんの強みです。
ぼんにも同じような感じでやってみています。
ぼんは小5の健常児ですが、同じようにやらなければ、ちいたんと同じで催促の日々です。
小5ともなると宿題も山ほど!出ますから、時間管理はどうしても必要なのです。
ただ、ちいたんと違うのは。
もう親の決めたことをまじめにやり切れない・・。
今やらなくても大丈夫とたかをくくる・・。
結果的には親なしでは抜け落ちてることばかりなのに・・悪態ばかりついてくるわけです。
また、いい意味で、成長の過程として、「大人の目を盗む。」こともできるようになってきているので、「TO DO作戦」そのものが、ぼんには窮屈なようです。
親の考えを超えていく人間になって欲しいので、良い成長とは思えていても、ほんとに不毛なことが多い時期です・・。
これからのぼんにはどんな対応がいいのか試行錯誤します。
ちいたんが診断を受けてから6年が経っても、まだまだ、「ちいたんが健常児だったならば・・。」と思う時も正直ありますが。
「こんなに素直に頑張れる気質って、自閉症スペクトラム捨てたもんじゃないよ。」と思う時もたくさんあります。
ちいたんの良さを生かせるように考えていきたいです。