ひびあるく

自閉症スペクトラム小4息子と家族の日々の歩み

あたたかいところから始まっている。


 ☆ちいたん:小3自閉症スペクトラム男子
       通常学級で学んでいます。
 ☆ ぼん :小6兄
 

 

夜は秋めいてきて、涼しいですね。

我が家ではおでんに続き、涼しい時は湯舟につかるようになってきました。

ちいたんは、おふろのお湯を張るおてつだいをやってくれます。

 

「ちいたん。おふろ、つくってきてくれる?」と声をかけると。

 

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ほんわか〜。

ちいたんの純度100パーセント混じりっ気なしのお返事は、ほんとに癒されます。

 

おてつだいの実際の内容は、栓を落としてボタンを押す、それだけです(笑)。

 

 

まずはぼんが入って、次にちいたんがパパとおふろに入って、次に私が入ると。

 

パパに「今ママがおふろ入ってる?!」って確認してる声が聞こえてきて。

とっとこ駆けてきて、ガチャ!

 

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おふろに入っている私を見に来て、うれしそうです。

 

自分のつくったおふろに入って気持ちよさそうにしている、パパやぼんや私を見るのが、ちいたんにとってうれしいことなのでしょう。

 

誰かの役に立てること。

そこに、自分の価値を確かに感じているようです。

 

ちいたんは、自閉症スペクトラム

うんと小さいころは、誰にも興味がなかったけど。

今のちいたんは、人の気持ちがわからないなんてこと、絶対にないのです。

とっても純粋に、一途に思いを寄せてくれます。

 

 

10月にしては、31度?真夏日を記録していた金曜日。

夕方、STがあったので、学校にお迎えに行くと、ちいたんは。

 

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朝学校に行く時から、「今日は雨がふってさむいから、みんなにおふろをつくってあげなきゃ。」と思っていたのでしょうね。

今の自分が暑くてアセアセだったとしても、朝感じたあたたかい思いを大切にしたいのでしょう。

 

 

自閉症スペクトラムちいたん。

うれしいことを繰り返したい。

 

それが、まっすぐに一途すぎて、その時々の状況に合わせられないから、「こだわり」ってなっちゃうのですね。

 

「うれしいな。」

「喜ばせたいな。」

 

ちいたんの「こだわり」は、ちいたんのあたたかいところから始まってることを忘れないようにしていきたいです。