ひびあるく

自閉症スペクトラム小4息子と家族の日々の歩み

話が全く通じない。


 ☆ちいたん:小3自閉症スペクトラム男子
       通常学級で学んでいます。
 ☆ ぼん :小6兄
 

前々々々々回「クラスメイトにロックオン?」

前々々々回「・・・胸ぐらビンタ?」

前々々回「当日連絡なし・・・?」

前々回「人間関係の学び・・・?」

前回「がんばりすぎたら世界は歪む。」からのつづきです。

 

 

 

ちいたんは療育で、「言葉で伝え合うこと」を学んでいますが。

「〇〇くんには注意をしない。」と。

とにかく今は「我慢」させています。

ちいたんは混乱もしていると思いますが。

 

私たちに残された手段はなく。

ただただちいたんに我慢をさせているわけです。

 

そもそも。

〇〇くんも。

お互いに制限や我慢をさせ続けることが困難だと思っているので。

一度目の暴力の後に。

担任の先生にはABAの先生にアドバイスしていただいた「物理的距離」を提案したわけですが。

担任の先生には全く聞き入れてもらえなかった経緯があります。

 

〇〇くんとは変わらない距離感のまま。

支援員さんなども入らず。

放置のままの環境が続いている中で。

 

 

気になる〇〇くんが。

休み時間に消しゴムを投げて遊んでいるのを見かねて。

ちいたんが〇〇くんに注意してしまったそうで。

 

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消しゴムはちいたんに関係ないのだから知らんぷりできればいいのですけど。

それが我慢できないのが、ちいたんの困難です。

 

ちいたんの中では。

「消しゴムは投げてはいけない物。」

ちいたんは我慢できなくなってしまったのです。

 

そして。

 

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ちいたんは帰宅して伝えてきました。

 

 

先生は見ていなかったようで。

そばにいた女の子が担任の先生に伝えてくれて。

「〇〇くんと担任の先生と話をした。」と。

ちいたんが言うので。

 

2回目のトラブル。

何かしら担任の先生から連絡が来るかなと思いましたが。

 

担任の先生は。

やはり軽快にスルーです。

 

 

先生が直接見ていない2回目の暴力でも。

「私は把握している。」という自信なのでしょうか。

それとも私にケンカを売っているのでしょうか(笑)。

 

 

次の日に学校に行く予定があったので。

状況を教頭先生に伝えることにしました。

 

教頭先生は薄い笑みをたたえながら。

 

「〇〇くんの状況は知りませんが。

暴力を肯定するわけではないのですが。

学校とはそういったことも起きる場所ですから。」

 

管理職が〇〇くんの状況を把握していないとは。

しかも把握してないのに・・自信満々の見解(笑)。

民間だったら生きていけないね。

いい加減すぎるだろ(笑)。

 

この管理職の下で働いてたら。

担任の先生もどこまでも歪むわけです。

教頭先生的には。

「学校では暴力もあり」だそうで。

何の解決策も提示されませんでした。

 

話すだけ時間の無駄だと感じました。

 

「薬の量の調整も視野に入れているので。

暴力を受けた時は必ず連絡をください。」

 

このことだけははっきり伝えて。

その場は気持ちをおさめました。

 

 

 

そして。

それから数日後の今週月曜日。

3回目の暴力。

 

ちいたん。

帰りの会の前に何もしてないのに、〇〇くんにおなか蹴られた。」

 

「ぼくは何もしてないよ!」って〇〇くんに言ったら。

〇〇くんは「あぁっ!??」って言ってきた。

 

今度はクラスメイトが誰も見ていなかったようで。

少し前に私と約束した「先生に何でもかんでも告げ口しない」ことを守って。

ちいたんは先生に伝えずに帰ってきたそうです。

 

 

ちいたんと〇〇くんだけしか知らない状況。

怖すぎます。

 

連絡帳でちいたんの言っていることを担任の先生には伝えましたが。

学校で本人同士を話し合わせて終わりです。

 

「〇〇くんは場所が狭くて邪魔だったからぼくを蹴飛ばしたんだって。」

 

ちいたんが何もしていないのに蹴飛ばされるようになっても。

 

先生は私への連絡はやっぱりスルーです。

 

 

7月中に〇〇くんから受けた計3回の暴力は。

全部教室内であったそうなのですが。

先生は一度も。

ご自身の目でその暴力を確認をしていません。

 

どの程度の強さで?

クラスで頻発している〇〇くんの暴力全体のいったいどのくらいの確率で?

ちいたんへの暴力が繰り広げられているか?

 

先生は把握できていないのに。

 

「〇〇くんも彼なりの課題に向き合っているんですよね。

ちいたんだけにやるわけじゃないのでね。」

って決めゼリフを度々おっしゃるのだけど。

 

「ふざけんな。」って言いそうになるのを我慢しました。

ちいたんはサンドバックじゃないんだよ。

〇〇くんが手が出やすいのわかってるんだから暴力を回避する手立てを考えるんじゃないの?

 

 

学校に暴力の改善策を持ちかけてもはねのけられる。

療育をがんばっても学校では生かせない。

ただただ行き当たりばったりで暴力を受け続ける。

そんな嘘みたいな馬鹿みたいな話が。

ちいたんに降りかかる日が来るとは思いませんでした。

 

ちいたんはまだ元気ですが。

暴力が続くことだけは今阻止しなければと考えます。

落ちてからでは遅いのです。

 

今回のトラブルで肝に命じたことは。

学校には保護者の思いや話が全く通じない先生が存在するということ。

独自の価値観が貫かれているようです。

 

次なる手段は外部との連携です。

2学期はスクールカウンセラーの方に動いていただく手配を始めました。

スクールカウンセラーは学校からは独立した立場にいる方だそうで。

学校の管理職の息がかかっていないとのことで。

学校を通さずに面談の予約が入れられました。

 

ちいたんの環境が好転するよう、諦めずにやってみます。

 

 

 

 

 

絵を描く時間がなくまとめきれませんが。

明日から夏休み。

子どもがいる時間はこちらに取り組めませんので。

長くつづいてしまいましたが。

ひとまず1学期のトラブルについて終わります。