ひびあるく

自閉症スペクトラム小4息子と家族の日々の歩み

帰宅後、まず充電。


 ☆ちいたん:小3自閉症スペクトラム男子
       通常学級で学んでいます。
 ☆ ぼん :小6兄
 

 

前回の学校のクーラーの話。

不幸中の幸い?で、ちいたんが帰宅時にピーゴロだったことによって私が気付けて、担任の先生とのやり取りにつながったので、早期解決しました。

シャツを羽織ったりしながら、さむさはしのげているようです。

 

ここでやっぱり考えるのは・・。

「もし帰宅時にピーゴロでなかったら・・・。」

 

ちいたんは基本的に学校での出来事を自分から家でお話ししませんから、残暑が終わるまで、ちいたんは人知れずクーラーの冷気に悩まされていたのかもしれません・・。

 

こういうことはよくあって、これまでも、とっても苦しかっただろうに、身体的苦痛が伴うまで私に伝えられなかったことがありました。

お友だち関係の問題は特に、親の私の心がえぐられるような悲しいことも、ちいたんは経験してきました。

 

1年生の時にいろいろなことがあってから、

「ちいたんは飄々としているようでいて、学校ではいろいろな思いを溜め込んでいるのだろうな・・。」と、ちいたんに寄り添うようになりました。

 

ちいたん本人的には、ニコニコしていて、決して日々我慢しているわけではなさそうなのです。

でも、要所要所で気持ちをうまく出せないことによって、知らず知らずのうちにちいたんの心の中に、「何か」が溜め込まれていって、帰宅時はなんだかとっても消耗している感じがするのです。

バッテリー切れ寸前といった様相です。

 

なので、ちいたんは帰宅したらまず。

 

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とにかく30分好きな事をして充電します。

もっぱら、だらっと寝ながらゲームです。

 

「宿題をやってから好きな遊びをしよう!」って決めた時期もありましたが、結局、効率は悪く、親子の仲までも悪くなりました。

 

今は、我が家ではまず、帰宅したら好きなことを30分(タイマーで)するのが、日常になっています。

小学校5年のお兄ちゃん(以下ぼん)も、もれなくそうするようにしています。

 

たった30分の充電タイムですが。

 

●学校で頑張ってきたことを認められている。

●ゲームは楽しいことを認められている。

 

子どもたちはきっと、そんな親からのサインを感じているのでは・・と思っています。

 

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意外とこれが、親子がなかよく過ごせる裏技のようにも感じています。

 

もちろん。

タイマーを付け忘れたり、30分を超えて充電していて、強めの雷が落ちることも頻繁にあります。

 

ちいたんは自分の充電を終えて、さらに、ぼんの充電にもそっと寄り添います。

宿題をやる時間がどんどん遅くなるのです。