9月はおだんご。
☆ちいたん:小3自閉症スペクトラム男子
通常学級で学んでいます。
☆ ぼん :小6兄
ちいたん、1年生になった頃は。
何月何日とか一週間とか一ヶ月などの感覚、自分の誕生日やクリスマスなどもうまく理解できていなかったくらいですが。
ここのところ、新たにちいたんの中で月日の流れについての感覚がつながってきたようです。
日常の風景から季節をキャッチしているようで、その情報源は特定できていないのですが、おそらく、放課後デイサービスの毎月のチラシのイラスト?のようです。
少し前には。
「買わなきゃ!」
義務感強めです。
ロックオンがすごいので適当にごまかせないです。
2学期が始まって、9月。
バタバタと月日が経っていたのですが、ふと。
思い出したようで、すぐにやれたらいいのですが。
おだんごの粉が家になかったり・・。
放課後は日々習い事が重なっていたり・・。
日々の買い物でおだんごの粉を買い忘れていたり・・・・。(私が覚えていられない・・これが最大の原因です。)
そして9月30日。
ちいたんが帰ってきました。
やばい!
涙ぐんでる!
おそらく、学校で、「明日から10月ですね。」とか先生のお話があったのでしょう。
9月にやるべきこと、「おだんご」をやれていないことが、ちいたんの心を暗くさせてしまったのでしょう・・。
ちいたんは、やるべきことはやらなくてならないのです。
こういう気持ちは良い面もありますが、ちいたんに「こだわり」として張り付いてしまっているように感じることも多いです。
とはいえ、おだんごの粉がありません・・。
急遽、ちいたんとごはんをつぶして、創作おだんご?を作ってみました。
なんとか、もち麦入りみたらし団子。
滑り込みセーフ。
ちいたんは、去年まではそういったことに目を向けることすらなかったので、季節を感じてその時々にあったことをしようとするようになるとは・・・感慨深い。
一年一年が成長だなと感じています。
「・・・さっさとだんごの粉を買ってこい!」と自分に突っ込みたくなりますが。
言い訳がましく開き直っているように聞こえるかもしれませんが、忘れっぽい人間らしさを帯びているありのままの母であることも、ちいたんにとっても、もちろん私にとっても大切なことだと思っています。
ちいたんの障害がわかってから、「私がしっかりしなきゃ。」と力が入っていたこともありましたが、完璧なんて到底無理なのです。
人と関わることは自分の思い通りにならないことの連続ですから、ちいたんが相手を許したり、仕方ないなという気持ちに切り替える練習もしながら、ちいたんの「こだわり」に向き合っていきたいと思います。
きっと、パパがこれを読んだら、「俺のミスは仕方ないなと切り替えてくれないくせに。」と思われることでしょう。
しかし。
ハロウィン・・。
我が家ではこれまで「外国のおまつり」として、知らないふりをしてきたわけです。