クラスメイトにロックオン?
自分の世界の外の、周囲の様子にも、少しずつ目が向けられるようになってきたちいたん。
マイワールドが少しずつ広がって、良い傾向もたくさん見られるようになったのですが・・・・・。
周囲が見えてきたことによるいろいろが・・・。
発生し続けてしまっています(笑)。
今までのちいたん。
周囲にはあまり興味がなかったので。
学校の様子などを聞いても「わかんない。」「忘れちゃった。」などと言うことがほとんどでした。
大好きな図工の話など、楽しかったことだけは自分から話すことが時々ありました。
クラスメイトの話などは、ほぼ皆無でした。
休校明けに学校に行くようになったら。
帰宅すると。
なんだか?
〇〇くんのことについて。
ランドセルも下ろさぬままに。
自分からポツリポツリとぼやき始めたのです。
今までにはなかったこの状況?
学校のことを報告してくれるのはうれしいような・・?
でも内容がどうも・・〇〇くんのぼやきばかり・・?
ちょっと気になったので、担任の先生に聞いてみると。
やんちゃで、ルールを守らない〇〇くん「だけ」が?
ちいたんは気になって気になって仕方ない様子で・・?
〇〇くんだけに直接注意している様子が何度かあったようで。
担任の先生はそれを見かねて、ちいたんに。
それはチクリだ・・。
それは強化してはならない・・。
とはいっても、すぐに対応策が浮かばなかったので、とりあえず。
〇〇くんのことで気になることは、帰ってきてから私に言うように伝えました。
そしたら。
もう・・。
来る日も来る日も・・。
〇〇くんのこと「だけ」を報告してくるようになりました・・・???
うーん・・・。
ちょっとやんちゃな〇〇くんのことを。
視覚優位のちいたんは、めちゃめちゃ見てるんだ・・。
周囲に目が向くようになって、クラスメイトにも目が向けられるようになったけど。
「新しい興味の対象」として、やんちゃな〇〇くんにロックオンしてしまったようなのです。
ちょっと・・・これは危険な香りがして・・。
ABAの先生からアドバイスを受けて。
「担任の先生にいつお願いしようか・・・。」と考えていた矢先。
・・・・・事件です。
つづきます。
「立ち止まって」「イメージできる」こと。
ちいたん、休校中は、なわとびを続けてきました。
休校前の寒さ厳しい2月の終わり頃は。
ちいたんがパパと精一杯頑張って、「うしろとび10回続けて飛べた!」といって、家族で喜んだのですが。
休校中にぼんとパパと外で練習してたら。
ぼんやパパのアドバイスに耳を傾けることができるようになって。
あやとびができるようになったり!?
二重とびの跳び方にチャレンジしてみたり!?
これまでは、小さな小さな小さなステップアップのアドバイスやコツを教えてもらっても。
「ぼくにはちょっと難しいかも・・。」
「ムリムリッ!」
「まだぼくは小さいから、できないよ・・。」
・・聞く耳を持てないというか。
初めてのことはイメージができないので不安なのでしょう・・。
最初から諦めるので、例え好きそうなことだとしても、何事もすんなりと進むことがなかったのですが。
最近は、最初から諦めずに一旦「立ち止まれる」感じ?
一旦「立ち止まって」、自分の頭の中で「イメージして」、チャレンジする様子が見られたのです。
また。
休校中も開所していた放課後デイサービスでは。
幼稚園のころからずっと練習してきた逆上がり。
踏み込む方の足の位置や。
「ここを蹴るつもりで足を鉄棒よりこっちにやる。」とか。
細かなアドバイスを先生と確認しながらやってみたら・・。
できてしまったのです。
母が大騒ぎです(笑)。
コツを掴んだその日に5回くらいできて。
次の日にやったらできない・・あるあるですが(笑)。
低緊張のあるちいたんです。
体が反応しなくて、どこに力を入れていいのかわからずに。
ふにゃふにゃとしていて不注意なので、怪我ばかりしていました。
小さな頃からずっと運動の療育を続けてきたわけですが。
これまでのちいたんは、「立ち止まれず」「イメージができなかった」ように思います。
「立ち止まって」「イメージができる」ようになってきたことで。
より見通しが立って。
「それならできるかもしれない。」と心が思えて。
見よう見まねでも、とにかく体を動かせるように準備してきたことが。
ちょうど良く、ちいたんの背中を押してくれているように思いました。
「やってみたらできた!」
うれしい体験が増えていくといいなと思いました。
夢が見えないんだよ。
休校中のちいたん。
急に・・・とても怖がりになりました(笑)。
物事が繋がり始めてきたのか。
今まで考えもしなかったこと?を考えるようになったようです。
ドアの隙間とか。
夜のトイレや洗面所とか。
部屋と部屋の境界とか・・。
暗いところ → おばけいるかも → 怖い
が急に?繋がったのかな。
大いなるものへの畏怖?を抱き始めたようです。
休校中。
夜蒸し暑くなって来たので、寝室のふすまを開けようものなら・・・。
今までは全然へっちゃらだったのに・・嗚咽して号泣。
また。
休校中・・。
1日だけですが・・。
ちいたん、はじめての完徹です・・。
ちいたんはどうしても怖くて寝付けず。
結局ふたりで一睡もせずに朝を迎えました。
それ以降、完徹はないものの・・。
そばに私がいないと寝付けなくなってしまいました。
ちいたんが、ふと言っていました。
目を閉じても、夢がみえないのだそうです。
薬を飲む前は、いつも目をつぶるとすぐにちいたんの世界が見えていたのかな・・。
マイワールドに行きにくくなっているのかな。
とにかく。
今まで、ちいたんが「眠れない。」なんてことはなかったのです。
寂しそうで切ないです・・。
・・・だけど。
まあ、そういう年頃といったら年頃で。
ぼんも3年生の頃、怖がりすぎる時期がありました。
その時に読んだ本に。
「9才という年齢は、ファンタジーの世界と現実的な世界の間を生きているような時期・・」などと書いてあったので。
ちいたんの怖がりも9才という「時期的なもの」があるのかもしれません。
いずれにしても。
ちいたんは、自分のマイワールドの外にある「現実的な世界」を意識し始めたようです。
・・・ちなみに。
学校再開後は、疲れもあるので眠れています。
いろいろ、何事も、タイミングもあります。
新しいものに目を向け始める。
ちいたんと言えば超「ウルトラマン」マニア。
細かく言うと、ゴツゴツしてかっこいい「怪獣」が大好きなのですが。
2才くらいから、ずっとずっと「ウルトラマン(怪獣)」一筋だったちいたん。
ずっと揺らぐことなんてなかったのですが。
この休校中に急に。
「仮面ライダー」も好きになっちゃったのです(笑)。
休校中に仮面ライダーのテレビを見たのがきっかけなのですが。
今までも仮面ライダーはテレビでやっていたし。
見せたこともあったし。
ぼんが幼稚園生の時には仮面ライダーガイムが好きで、毎週見てたし、ベルトも持ってたし。
ちいたんが仮面ライダーに触れて好きになる機会は、これまでにたくさんあったのですけれど・・?
休校中にビデオを借りに行ったときの出来事です。
いつも、ちいたんは3本のウルトラマン作品を借ります。
ビデオ屋さんにあるウルトラマン作品のほとんどを借りた・・・くらい借りに行っている、2才のころからコンスタントに通っているビデオ屋さんです。
すると・・・。
・・・・・?!
「ウルトラマン(怪獣)」のとなりの棚の「仮面ライダー」・・・?
ちいたん今まで??
もしかして・・見えてなかった!?(笑)
これまでは。
テレビでもビデオ屋さんでも「ウルトラマン(怪獣)」しか、ちいたんの目には入らなかったようです・・。
ここにきて、「ウルトラマン(怪獣)」の棚の「周囲」に目が向けられるようになったみたいなのです。
視野の広がり!?と言える?かしら(笑)。
安心できることを繰り返し続けるちいたんが。
少しずつ、新しいものに目を向けて取り入れていけたら。
ちいたんの生活や人生の幅が広がるかもね。
無理はさせずに。
新しい刺激は与えて続けていきたいと思いました。
にしても?
小3から仮面ライダーとは!
ライダー図鑑を購入して、ちいたんは只今インプット中です(笑)。
ひさしぶりのちいたん。
これまでのちいたんは。
安心できるマイワールドの中で自分のことに忙しくて。
なかなか周囲に目を向けられなかったけれど。
ひさしぶりのちいたんは。
ちょっと周囲に目をやって、立ち止まって。
自分以外のことにも気持ちを傾けられるようになったような?
あらゆる事象がちいたんの中で少しだけ繋がって。
ちいたんの小さな世界がちょっとだけ大きくなったような?
今まで見えていなかったことが目に入るようになって。
今まで考えもしなかったことを、考えるようになったり。
今までできなかったことが、できるようになったり。
今まで言えなかったことを、言えるようになったり。
だからこそ、ちいたんにとって苦手な「初めてのこと」も増えたし。
だからこそ、渋ることも増えたし。
だからこそ、毒舌も増えたし(笑)。
だからこそ、トラブルも出てきたし・・(笑)。
トラブル大歓迎ではないけれど(笑)。
ちいたんが人と繋がり始めたってこと。
どうしたらいいのかを学ぶチャンス。
いろんなことをひっくるめて。
ちいたんに「人間味」が出てきました。
服薬。
長いお休みの間に。
ちいたんは、不注意や多動傾向を緩和する薬の服用を始めました。
ちいたん自身も。
薬を飲むことには抵抗がありました。
薬は「病気の時、具合の悪い時、痛い時に飲むもの。」という認識ですから。
集中力が途切れて学習内容を聞き逃してしまうことも。
声かけなしではプリントに取り組めないことも。
興味が向かないとマイワールドに行ってしまうことも。
学校から帰宅すると家の中をバタバタ走り回ってしまうことも。
ちいたんにとっては不具合でもなんでもなく、ごく普通のこと。
配慮のある「守られた環境」が、これからもずっと続くのであれば。
これからもちいたんは薬を飲まずに今のままでいられるのだよな・・・・と。
ちいたんの言葉から感じさせられました。
ぐるぐる悩みましたが。
ちいたんをひとりの個人として尊重して、立ち止まって、考えてきたパパと自分自身の今の判断を大事にしようと思いました。
私からは、ちいたんに上手く伝えられないので、主治医の先生から、ちいたんに説明してもらいました。
「お薬は飲みたくない。」というちいたんの気持ちに共感することしかできない中でしたが、服薬を開始しました。
この薬。
主治医から、「数ヶ月かけてじわじわ変化が出てくる感じ。」と言われていたその通りで。
飲んですぐはっきりとした効果が感じ取れるような薬ではなさそうです。
ちいたんの小さな変化を感じても、「ん?これって薬の作用なのかしら・・・?」といった具合で。
さぐりさぐりの薬・・?という印象です。
ちいたんのいろいろな成長の様子を今後もぼちぼち書いていこうと思いますが。
その成長の様子というのは。
★服薬によるものなのか?
★療育の効果が出てきているのか?
★年齢的な成長によるものなのか?
私にはわからないですし、全てが相乗的に合わさって変化としてあらわれていることもあるのだろうと思います。
それなので、「薬の効果や副作用」という視点から私が語れることは何もありません。
これまでと変わらずに、ちいたんの成長の様子を見て、私が感じたことを、覚え書きとして書き留めていこうと思います。
定期で面談。
長かった休校が明けて。
ちいたんはついに小学3年生です。
毎日元気に(時々ぼやいたり泣いたりするけど)学校に通えています。
休校に入る前に、いろいろありまして。
ちいたんが持ち帰ってくる学習の返却物が・・何かと空白?だったり。
テストなどの間違いがだいぶ増えていたり。
気がかりがどんどんつのって。
STの先生に学習の取り組み方の改善点を教えてもらって、何度か担任の先生との共有も試みたものの。
できないものはできないままに過ぎて行き。
担任の先生からもその後も何の音沙汰もなく。
特別支援コーディネーターの先生とも一年間で一度も会話すら?していただけなかったり。
トラブル起こしたり暴れないから・・とりあえず「ほったらかし」?
幼稚園以来の「ほったらかし」再来でした・・。
ちいたんができないことで先生を困らせる様子だったならば。
きっと先生が「自動的に」動いてくださるのだとは思うのですが。
ちいたんはいつもおだやかにマイワールドを保っているだけなので。
「ほったらかされやすいタイプ」のようです。
興味が沸かない限り、ちいたんの新しい世界はなかなか「自動的には」広がっていかず。
先生からの「積極的」な働きかけなしには、ちいたんは学校での学びのチャンスや新しい経験を逃してしまうわけです。
かといって。
何か困った時に、いつも親の方から支援をお願いし続けていくのは、神経がとてもすり減ります・・。
「何でも言ってください!」ってどの先生も言うけどね。
何かある度に親からいつもお願いなんかしてたら・・先生との関わりで絶対いいことなんかないんです・・・なかったんです(笑)。
とにかく。
3年生以降は学期に一度は「定期で面談」をしてもらえるようにお願いしました。
うちには、小6のぼんもいるので。
「ちいたんの担任から便りがないのは・・ぼんと同じで元気な証拠なのかしら・・?」と、音沙汰のない担任に連絡することを躊躇していた時期もありましたが。
ちいたんの場合はやはりぼんとは違って。
医療や福祉とも関係しながら、ちいたんの自立に向かって連携している中で。
要の教育機関との連携が未だ当たり前にはとれない・・というのがやっぱり違和感です。
学校の先生は忙しいから仕方ないところもあるけどさ・・。
相手(担任の先生)あってのタイミングやバランス見ながらさ・・出過ぎず引き過ぎず・・正直・・・超めんどくさいのだよ・・・毎年担任の先生は変わるしさ・・。
それで蓋を開けたら結果的に何も伝わってなかったりもしてさ・・ただ長い時間だけが過ぎてたりさ・・。
この先もこれをずっと繰り返すと思うと。
・・心が折れそうです。
学校の制度的に無理があるんだろうから、根本的なところでさ・・ほんと何とかならないものなのかしら・・。
学校で何かがあっても、何もなかったとしても、担任の先生とちいたんの様子を共有していける形を、今後も模索します・・。