ひびあるく

自閉症スペクトラム小4息子と家族の日々の歩み

毎日すごろくまぁいっか期。


 ☆ちいたん:小3自閉症スペクトラム男子
       通常学級で学んでいます。
 ☆ ぼん :小6兄
 

 

ちいたん、最近すごろくにはまっていて、家族で毎日やっています(笑)。

いまどきのすごろくは工夫があって。↓

 

 

サイコロ転がすだけじゃなかったりして、意外と飽きませんが。

「すごろく毎日やる。」こだわりになりつつあるので、やや恐れています・・(笑)。

 

 

ちいたんのサイコロ転がすゲーム歴は長く、小さい頃から「ちいたんが人と遊ぶのって楽しいと感じるように」と意識して取り組んできました。

 

 

一番最初に何度も何度も遊んだのはこちら。↓

 

 

 

アニマルマッチング。

字がなくて、色や形を言葉に出しながら、人と楽しむことを味わえる、小さい子にはとてもおすすめの教材です。

 

 

目的は「ちいたんが人と遊ぶのって楽しいと感じるように」ですので。

まずは、しばしの【出来レースお楽しみ期】。

 

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「ちいたんのばん。ママのばん。」って言うちいたんがかわいくて仕方なかった・・。

ちいたんが勝てるように小細工して取り組みます。

 

 

 

次の段階は、【勝ったり負けたり涙ぐみ期】。

この時期になるとぼんも一緒にやるので、出来レースとはいきません。

この時期が、とてつもなく、しんどい・・(笑)。

 

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ちいたんは、負けそうになるとサイコロを床ギリギリでゆっくり落として、露骨に八百長

ぼんがすかさず摘発します。

 

出来レースお楽しみ期】に培った「ちいたんは強い。」気持ちが、だいぶ長期にわたって持続していました。

 

この【勝ったり負けたり涙ぐみ期】は、ぼんにもあったのですが。

 

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ぼんの涙ぐみに感じた「くやしい気持ち」とは違って。

 

ちいたんからは「思い通りにならない気持ち」を強く感じました。

 

自閉症スペクトラムのちいたんは、いろいろなことが予定調和でいつも通り進んでいくことを好むので、こうなってしまうのでしょう・・。

 

何度も何度も繰り返して、何度も何度も涙ぐんで。

ゲームで負けても。

それでも他に楽しいことは世の中にたくさんあるってこと。

思い通りにいかなくても、ちいたんが「まぁいっかの気持ち」を持てるようになることを目標に、日々生活してきました。

 

 

そして、今。

 

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ついに、【毎日すごろくまぁいっか期】。

 

ちいたんからあふれてくる言葉。

冗談も通じるし。

勝っている人に称賛の言葉もかけられるし。

負けたっておどけてみせる。

 

ちいたんがここまで柔軟な「まぁいっかの気持ち」が持てるようになるまでには、ちいたんの「思い通りにしていたい心」が何度も何度も折れたのだろうことは、ずっと忘れないでいようと思います。

 

たまに「ママ眠いから・・。」とすごろくをパスしたくなるほどの「毎日すごろく」ですが(笑)。

ちいたんが飽きるまで続けていこうと思います。